西陣織帯地の作家.勝山健史氏制作”九寸名古屋帯地”。

『アーティチョーク』と銘が付けられたこの作品からは、古いヨーロッパ辺りのレリーフ(装飾品)から漂う様な存在感が感じられます。何百年間、西洋文化の中で研鑽が重ねられ、洗練されたデザイン性と美術的な美しさを備えた工芸品から伝わる存在感です。

透明感を想わせる”白”の中に織り出された”アーティチョーク”には99.9%の純銀から加工された箔が使われています。和紙に顔料で彩色が施された上に、銀に色付けされた箔(粉の様な箔だそうです)を吹き掛けることで、斑が滲んだかの様なデザイン表現が図られています。
そもそも、正倉院宝物の「吹絵紙」から発想を得て図られたデザイン表現だそうです。
純度の高い素材と精巧な技術、そして、美術的なセンスが揃う事で『アーティチョーク』の澄んだ空気感は生まれ、 そして、制作者:勝山健史氏が手掛ける絹織とのコトンラストが、ナチュラルな柔らかさと美しさを映し出しています。

透ける様な美しさに、”アーティチョーク”のデザインが浮かび上がるその様は、現代的なデザインイメージでありながらも、古い記憶とか文化の香りをも想い、感じさせてくれます。
この『アーティチョーク』の存在感が、古いヨーロッパ辺りのレリーフに漂う存在感とイメージが重なるのは、制作者の古くからの染織文化への研鑽とか美意識が近いからなのかもしれません。

絹の美しさ、彩色の美しさ、デザインの美しさ、それらが制作者の感性で、心地良い調和を保ちながら構成された絹織物です。

 

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